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【イースト・ウィンド】幻のジャズ・レーベルが復刻
e-onkyo ブログの読者の皆様こんにちは、e-onkyo music 担当 黒沢です。
昨今の日本女性ジャズ・ミュージシャンの活躍もあり、今までジャズに縁遠かったリスナーの方々も含めて日本のジャズが見直され始めているようですね。その一端が、今回ご紹介する日本発の幻のジャズ・レーベル「イースト・ウィンド」の復刻です。流行は巡り巡ってまた戻ってくることがありますが、70年代の日本ジャズの作品群がこうして戻ってくるとは、昨今のジャズに勝るとも劣らぬクオリティの高さが再評価をされている証拠。温故知新というより、今聴いても全く新鮮な音楽です。是非!
「イースト・ウィンド」とは
1975年、あいミュージック(当時)と日本フォノグラム(当時)の完全協力体制によって設立され、約5年間にわたり渡辺貞夫、日野皓正など日本のジャズ・ミュージシャンはもとより、世界のトップ・ミュージシャンのアルバムを制作し話題を集めたジャズ・レーベル。演奏のクオリティの高さに加え、独自の企画による海外レコーディングなどを行ったことも、日本ジャズの発展と、海外へのアピールという意味で見逃せないところです。さらに、浅井慎平、篠山紀信、稲葉克己、石岡瑛子といった当時のトップ・デザイナー、フォトグラファーを起用した斬新なアート・ワークを施したことも、当時としては画期的なことでした。ご紹介する各曲を通じて、熱き70年代に思いを馳せてみるのはいかがでしょうか。
おすすめの「イースト・ウィンド」作品
●富樫雅彦:スピリチュアル・ネイチャー
聴衆を釘付けにした伝説的コンサートの実況盤。75年のスウィング・ジャーナル誌ディスク大賞で、「金賞」「日本ジャズ賞」「最優秀録音賞」のトリプル・クラウンに輝いた日本ジャズ史上の金字塔です。
●渡辺貞夫:アイム・オールド・ファッションド
日本ジャズ界のトップを走り続ける渡辺貞夫が、ハンク・ジョーンズ率いるザ・グレイト・ジャズ・トリオとバトルを繰り広げるこちらも名盤。真正面からジャズ・マスター達とわたりあうプレイは圧巻です。スウィング・ジャーナルゴールドディスク受賞。
●日野皓正:ライヴ・イン・ネムロ ホイール・ストーン(車石)
75年4月、根室での伝説的コンサートのライヴ盤。宮田英夫(ts)、板橋文夫(p)、日野元彦(ds)らが参加。まさに、音に魂を宿すがごとき白熱のプレイの連続です。ジャズに命を賭ける、という言葉すら安っぽく響いてしまうほどの真剣勝負は圧巻の一言。数あるライブ収録ものの中でも飛びぬけたものです。
●山本剛:ライフ
王道を行くスウィンギーなプレイはもちろん、大御所サム・ジヨーンズ、ビリー・ヒギンズを迎えた本作ではバラードでも素晴らしい演奏を展開しています。パワープレイで押しまくるのではなく、凛々しく美しいピアノを聴きたい方にはピッタリの快演です。
●本田竹広:サラーム・サラーム
70年代後半から80年代にかけて峰厚介らと結成したネイティヴ・サンで世界的に評価されたピアニスト。ジュニ・ブース、エリック・グラヴァットとともに全て自作曲で挑んだこの作品でも、そのスケールの大きさに圧倒されること間違いなし。昨年1月、惜しまれつつこの世を去りました。
●増尾好秋:111 サリヴァン・ストリート
巨人ソニー・ロリンズのバンドに在籍した唯一の日本人ギタリスト。在籍中の75年に録音された本作は、まさに乗りに乗った時期の会心作です。現在でもニューヨークを中心に活動を続ける彼は、ジャズ・ミュージシャンを目指しアメリカで頑張っている若手アーティストの良い手本であり、頼れる存在でもあるようです。
いかがでしたか?上記以外にも、日本のミュージシャンでは、大野俊三、川崎燎、峰厚介、益田幹夫、鈴木勲など、また、海外のアーティストでは、ハンク・ジョーンズ、アンドリュー・ヒル、ドン・フリードマン、アート・ファーマー等が残した「イースト・ウィンド」作品も多数入荷していますので、そちらも是非チェックしてみてくださいね!
07/05/16
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