≪ 【JAZZ TODAY】デキシー、有難う!! by 宇崎竜童 | 【JAZZ TODAY】ジャズ歌手を夢見ていた頃 原田芳雄 ≫
【JAZZ TODAY】プロになるあと押しをしてくれたビリー・ホリデー by 矢野沙織
JAZZファンに人気のフリーペーパー「JAZZ TODAY」。このたびJAZZ TODAY誌とオンキヨーのコラボレーションで東京八重洲にあるオンキヨー試聴室「マリンシアター」にゲストをお招きし最高のホームシアターセットですきなジャズを聴いてもらい一筆したためていただきました。
第3回目のゲストは宇崎竜童さんのご紹介でサックスプレイヤーの矢野沙織さんです。
矢野沙織×マリンシアター
オンキヨーのAV試聴室「マリンシアター」に“バード”の調べが流れる中、彼女は、現在の道に進むことになった経緯を独特のリズムで語り始めた。
友人に誘われて入部したブラス・バンドでアルト・サックスを吹き始めて半年後に、私はこれで食べていこうと決心し、ジャコ・パストリアスよりも新鮮に感じたチャーリー・パーカーの気分を「演奏に込めたい」と言葉少なに矢野さんは語る。
インタビューが終ると、9.8センチのハイヒールを履いた180センチを超える素敵なプロポーションが雨の中に消えた。人が楽器を選んだのではなく、“楽器に選ばれた人”と、久しぶりに出会えた。
矢野沙織×ジャズ
11 歳のときに初めて「ジャズ」を耳にしてから早くも八年が経ちました。その八年の間に、音楽活動を始めとした今の全ての日常を送るということに大きな影響を与え、行動を起こす切っ掛けになった曲やアーティストがいます。
遠い記憶――音楽を楽しいことだと認識したのはジェームス・ブラウンやファンカデリックを聴いてからで、「ジャズ」を初めて意識したのはジャコ・パストリアスを聴いてから。
目標スタイルをBe Bop に定めたのはチャーリー・パーカーの影響 です。
そして、中学生の頃に都内某所に初めてジャムセッションへ行った時に大坂昌彦さんとお会いして、いよいよ本当にジャズの世界に入りたいと強く感じ、それから間もなくしてビリー・ホリデイの自叙伝を読んだことが、直接、ライブ活動をする切っ掛けになりました。
と、様々なアーティストに出会えたことで私の今の毎日の音楽活動がかなえられているわけですが、あえて一曲「ジャズといえばこの曲」を選ぶとすると、やはりビリー・ホリデイの歌う< Don't Explain >に行き着きます。一曲だけを選ぶのは、とても迷うことだったのですが、私にとってたくさん思い入れのある
この曲に決めました。
記憶が定かではないのですが、最初に私がビリー・ホリデイに出会ったのは、丁度チャーリー・パーカーを聴き始めた小学5 年生頃でした。
何とも言えない絶妙な節まわしと痛くなるような歌声に、今まで触れたことのないジャズという独特な音楽を知ったばかりの私は、とても不思議な気分になったことを覚えています。
それから次にビリー・ホリデイを意識したのは中学三年になる春休みで、その頃には、はっきりとジャズをやってご飯が食べたいと思っていました。先程も少し触れましたが、その年の春休みにビリー・ホリデイの自叙伝を読んだことで、当時の私と同じ14 歳で、ビリー・ホリデイが歌うことで生活をしていたことを知り、とにかく外に出て演奏で生活をしたいと強く思い、出演交渉に臨みました。
その行く先々で出会った全てのことは、その時の私にとって斬新で目新しく、楽しく、同時になぜかとても不安なことでもありました。
そんな駆け出したばかりの当時から、そして今でもビリー・ホリデイの歌う< Don't Explain >は、いつまでも聴き続けている曲です。
私がジャズと出会ってから今に至るまでの全てを見届けてくれた一曲です。これからも見守って下さい、と、この曲に、そしてビリー・ホリデイに対して思います。
【矢野沙織略歴】
矢野沙織
1986 年10 月27 日生まれ、東京都出身。小学4 年の時にブラス・バンドに入りアルト・サックスを始める。 6 年の時に聴いたジャコ・パストリアスの演奏に衝撃を受け、ジャズに傾倒するようになり、14 歳でビリー・ホリデイの自叙伝に感銘し、自らライブ・ハウスに出演交渉を行ない、西新井カフェ・クレールをきっかけにライブ活動を始める。アルト・サックスを池田篤氏に師事、ジャズ音楽理論を勉強し、その後、矢野沙織カルテットを結成して全国ライブハウスで演奏を始める。2003 年、SAVOY レーベールから『YANOSAORI』でCD デ ビュー。日本ジャズ界に現われた新星として各方面で注目を集め、テレビ朝日系『報道ステーション』のテーマソングを演奏するなど活動の場を広げる。今最も注目されている若手ミュージシャンの一人である。
公式ホームページ
【JAZZ TODAYとは】
JAZZ TODAYとは
JAZZ専門の月刊フリーペーパー。
新譜情報、アーティスト動向、ライブ情報などを多彩な話題と一歩踏み込んだこだわりの記事は読者の好奇心をくすぐる。大手CD販売店、ライブハウス等で入手可能。毎月20日ごろには配布されている。
※写真は2月配布号(No.22)表紙
■制作:jazz todayプロジェクト
〒107-0062 東京都港区南青山3-4-7-402
_
06/05/12
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.e-onkyo.com/info/mt-tb.cgi/265
コメント
コメントしてください
メールアドレスは非表示にしております。コメントスパム防止のためにも確認の上、公開しております。
記事評価
この記事は参考になりましたか?
今後の記事投稿・更新の参考にさせていただきたいので、ぜひこの記事へのあなたの評価を投票してください。クリックするだけで投票できます。
現在この記事に対する評価の平均は 3.0 です。(総合点: 6628 投票人数: 2221 )


















JAZZ TODAYとは